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Waseda Institute of Medical Anthropology on Disaster Reconstruction
早稲田大学 災害復興医療人類学研究所
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  3.  『15年を経過してもなお継続する原発事故被害者の甚大な精神的苦痛』 -2025年度NHK/WIMA 共同大規模アンケート調査の最新結果から-

 『15年を経過してもなお継続する原発事故被害者の甚大な精神的苦痛』 -2025年度NHK/WIMA 共同大規模アンケート調査の最新結果から-

2026 7/08
意見書
2026年7月8日

日本放送協会(NHK)仙台・福島放送局と早稲田大学災害復興医療人類学研究所(WIMA)は、福島第一原発事故で被災・避難された方を対象としたアンケート調査を実施いたしました。本調査にご協力いただいた皆様に、こころから感謝を申し上げます。
その結果報告はこちらのページで公開しておりますが、詳細な分析を行い、各方面への意見書としてまとめました。

本意見書の内容は下記の通りです。このPDFファイル(6,572KB)をご希望の方は「こちらのフォーム」から必要事項をご記入いただくことでダウンロードしていただけます。

早稲田大学人間科学学術院 教授
早稲田大学災害復興医療人類学研究所 所長
辻内 琢也

内容(Content)

[1] はじめに:意見書の趣旨

  • 1-1.原発事故の被害は終了していない
  • 1-2.集合的トラウマ体験
  • 1-3.原発事故による普遍的な被害

[2] 2025年度NHK/WIMA アンケート調査の概要

  • 2-1.自治体配布版について
  • 2-2.支援団体配布版について
  • 2-3.自治体版および支援団体版における回答者の基本属性
  • 2-4.自治体・支援団体統合データにおける回答者の基本属性

[3] 現在も続く深刻かつ危機的なメンタルヘルス状況

  • 3-1.持続する高いストレス状況
  • 3-2.原子力発電所爆発に伴う急性トラウマ体験の実相
  • 3-3.PTSD の可能性がある者の精神的苦痛・トラウマの自由記述
  • 3-4.PTSD の可能性がある者が3-4 割と高止まりの状況
  • 3-5.確認された複雑性 PTSD の兆候
  • 3-6.複雑性 PTSD の兆候が認められた者の自由回答
  • 3-7.避難区域や現在の居住先別のストレス度

[4] 被災者・被害者が追い込まれた孤立と高い孤独感

  • 4-1.高い孤独感尺度の得点
  • 4-2.社会的孤立の度合い
  • 4-3.高い孤独感と社会的孤立を示す自由記述
  • 4-4.家族関係の悪化と変容

[5] 差別・偏見・いじめ・誹謗中傷・ヘイト・分断・対立などの「いやな経験」

  • 5-1.「原発避難いじめ」の2017 年調査
  • 5-2.「大人社会のいじめ」に関する2020・2022 年調査
  • 5-3.2025年度NHK/WIMA 共同調査の「大人社会のいじめ」に関する結果
  • 5-4.「いやな経験」に関する自由記述の分析
  • 5-5.「いやな経験」に関する自由記述の具体例
  • 5-6.差別問題としての原発被災・避難
  • 5-7.マイクロアグレッションとしての「いやな経験」
  • 5-8.「差別」や「偏見」が、地域や人間関係の「分断」と「対立」に発展

[6] 健康状態の悪化と医療費減免措置終了の危機

  • 6-1.原発事故後の著しい健康状態の悪化
  • 6-2.原発事故後に新たに患った身体疾患数と社会的要因との関連
  • 6-3.医療費免除・減免打ち切りの影響6割
  • 6-4.健康の社会的決定要因
  • 6-5.健康問題に関する自由記述の具体例

[7] 被災者・被害者に持続している経済的困難

  • 7-1.4~5割の人々が経済的な困難に陥っている
  • 7-2.住宅提供または支援の打ち切りによる困窮3割
  • 7-3.経済的困窮者はどのようなグループに多いか
  • 7-4.経済的困難に関する自由記述例
  • 7-5.住宅提供または支援の打ち切りに関する自由記述例

[8] 賠償・補償をめぐる苦悩

  • 8-1.賠償や補償問題についての心配事あり5割超
  • 8-2.賠償の請求方法について
  • 8-3.賠償請求項目について
  • 8-4.賠償額や最高裁判決、そして東電や国の対応に対する考え
  • 8-5.賠償や補償の問題に関する自由記述例

[9] 原発事故による複合被害の大きさをメンタルヘルス状況からみる

  • 9-1.自然災害・人為災害による PTSD の国際比較レビュー
  • 9-2.PTSD の可能性と各種身体・心理・社会・経済的要因との関連
  • 9-3.PTSD に関する多重ロジスティック回帰分析の結果
  • 9-4.複雑性 PTSD に関連したトラウマ・身体・心理・社会・経済的要因
  • 9-5.複雑性 PTSD に関する多重ロジスティック回帰分析の結果
  • 9-6.「原発事故型 PTSD」の提唱

[10] 結論

  • 10-1.危機的なメンタルヘルス状況
  • 10-2.社会的孤立と高い孤独感
  • 10-3.原発事故避難者・被災者・被害者としての「いやな経験」
  • 10-4.健康状態の悪化に対する医療費減免措置の継続を求める
  • 10-5.被災者・被害者に持続している経済的困難
  • 10-6.賠償・補償をめぐる苦悩
  • 10-7.原発事故による複合被害の大きさをメンタルヘルス状況からみる
  • 10-8.総括的提言

付録

  • 【引用文献(ABC 順)】
  • 【研究助成】
  • 【テレビ放映】
  • 【意見書作成者の略歴】

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  • 辻内琢也(著)「苦難の先に見いだす〝希望〟―原発事故型PTSDといかに向き合うか」

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© 早稲田大学 災害復興医療人類学研究所.

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