学会賞・研究会賞受賞
◆第11回(1997年度)日本心身医学会「石川記念賞」受賞
<受賞論文> 辻内琢也,吉内一浩,嶋田洋徳,伊藤克人,赤林朗,熊野宏昭,野村忍,久保木富房,坂野雄二,末松弘行:阪神淡路大震災における心身医学的諸問題(Ⅱ);身体的ストレス反応を中心に.心身医学36(8):pp657-665,1996.12
◆第16回(2014年度)身体疾患と不安・抑うつ研究会賞 受賞
<受賞発表> 辻内琢也:原発事故広域避難者のトラウマに対する社会的ケアの構築.第16回身体疾患と不安・抑うつ研究会,2014.08.02
◆第62回日本社会医学会総会(2021年)学会「研究奨励賞」受賞
<受賞発表>伊藤和哉, 赤根歩, 岩垣穂大, 金智慧, 増田和高, 平田修三, 日高友郎, 桂川泰典, 小島隆矢, 熊野宏昭, 扇原 淳,
辻内琢也. 東日本大震災被災者におけるメンタルヘルスと社会経済文化的要因との関連.
◆日本居住福祉学会 2022年度学術賞(論文部門)受賞:日高友郎ほか
・Hidaka, T., Kasuga, H., Kakamu, T., & Fukushima, T. Discovery and
Revitalization of “Feeling of Hometown” from a Disaster Site
Inhabitant’s Continuous Engagement in Reconstruction Work:
Ethnographic Interviews with a Radiation Decontamination Worker Over 5
Years Following the Fukushima Nuclear Power Plant Accident 1. Japanese
Psychological Research. 2021: 63(4); 393-405.(Open Access)
著書
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辻内琢也/トム・ギル(編著)『福島原発事故被災者 苦難と希望の人類学―分断と対立を乗り越えるために』 震災後に考える:東日本大震災と向き合う92の分析と提言
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戸田典樹(編著)『福島原発事故 取り残される避難者―直面する生活問題の現状とこれからの支援課題―』
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戸田典樹(編著)『福島原発事故 漂流する自主避難者たち:実態調査からみた課題と社会的支援のあり方』
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鎌田薫(監修)『震災後に考える:東日本大震災と向き合う92の分析と提言』 震災直後の避難に伴う家族と子どもの心理
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辻内琢也:原発事故被災者の精神的ストレスに影響を与える社会的要因『震災後に考える;東日本大震災と向き合う92の分析と提言』
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増田和高:原子力発電所事故による県外避難に伴う近隣関係の希薄化と支援『震災後に考える;東日本大震災と向き合う92の分析と提言』
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根ケ山光一、他:震災直後の避難に伴う家族と子どもの心理『震災後に考える:東日本大震災と向き合う92の分析と提言』ー福島原発事故 取り残される避難者―直面する生活問題の現状とこれからの支援課題―
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Eugene F. Augusterfer ”Impact of the Great East Japan Earthquake on Mental Health and Psychosocial Impact” 「震災後に考える;東日本大震災と向き合う92の分析と提言」
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石川 則子、小島 隆矢:福島原発事故による県外避難者の住環境評価と意向『震災後に考える;東日本大震災と向き合う92の分析と提言』
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平田 修三、他:避難家族と子どもたちの適応―地域との関係を踏まえて―『震災後に考える;東日本大震災と向き合う92の分析と提言』
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ガジュマル的支援のすすめ: 一人ひとりのこころに寄り添 辻内琢也 編著
論文
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金 智慧、他:多領域協働による社会的ケアの実践 -原発事故後の支援者達の多声的な語りの分析-
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Post-evacuation return of psychiatric hospital inpatients evacuated to hospitals outside the Fukushima prefecture after the nuclear accident: A Retrospective Cohort Study: Toshihiro Terui, 2022
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Visualizing the decline of public interest in the Great East JapanEarthquake and Fukushima Daiichi nuclear power plant accidentby analyzing letters to the editor in Japanese newspapers
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Discovery and Revitalization of “Feeling of Hometown”from a Disaster Site Inhabitant’s ContinuousEngagement in Reconstruction Work: EthnographicInterviews with a Radiation Decontamination WorkerOver 5 Years Following the Fukushima Nuclear PowerPlant Accident”
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Concerns related to returning home to a“difficult-to-return zone” after a long-termevacuation due to Fukushima Nuclear PowerPlant Accident: A qualitative study
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原発事故による県外避難者のメンタルヘルスと生活状況との関連:心身医学61(7),2021
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A victims’ movement against the termination of housing support for voluntary evacuees: Ayaka Löschke
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Value conflict among voluntary evacuee mothers from Fukushima: protecting children from radiation, respecting family and society : Akeksandr Sklyar
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The Potential and the Future ofHuman Sciences : Contributing to Disaster Recovery : Hiroaki Kumono
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福島原発事故 10年の経験から学ぶ ~当時小学生だった若者たちとの対話から~ シンポジウム『復興の人間科学』報告1 人間科学研究35(1),2022
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現役大学生になる被災当事者との対話から私たちは何が学べるか シンポジウム『復興の人間科学』報告2 人間科学研究35(1),2022
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Post-evacuation return of psychiatrichospital inpatients evacuated to hospitalsoutside the Fukushima prefecture afterthe nuclear accident: A RetrospectiveCohort Study : Toshihiro Terui, 2022
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Concerns related to returning home to a“difficult-to-return zone” after a long-termevacuation due to Fukushima Nuclear PowerPlant Accident: A qualitative study : Tomoo Hidaka, 2022
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Visualizing the decline of public interest in the Great East JapanEarthquake and Fukushima Daiichi nuclear power plant accidentby analyzing letters to the editor in Japanese newspapers Tomoo Hidaka,2022
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福島原発事故10 年の経験から学ぶ―当時小学生だった若者達との対話から― シンポジウム『復興の人間科学』報告4 人間科学研究35(2),2022
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「被災当事者の語りに耳を傾け学ぶことの意義」 シンポジウム『復興の人間科学2021』報告3,人間科学研究35(1),2022
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多領域協働による社会的ケアの実践 -原発事故後の支援者達の多声的な語りの分析- プロジェクト研究(15),2020
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Discovery and Revitalization of “Feeling of Hometown”from a Disaster Site Inhabitant’s ContinuousEngagement in Reconstruction Work: EthnographicInterviews with a Radiation Decontamination WorkerOver 5 Years Following the Fukushima Nuclear PowerPlant Accident : Tomoo Hidaka, 2021
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原発避難者の被害実態について ー精神医学的見地から 法と民主主義(558),2021
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Post-traumatic stress due to structural violence after Fukushima Disaster: Takuya Tsujiuchi
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「人と人」・「人と社会」のつながりが 心身の健康に与える影響 心身医学59(4),2019
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医療人類学からみたフィールド医学の意義 心身医学59(4),2019
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フクシマの医療人類学 ー構造的暴力による社会的虐待論ー N:ナラティブとケア(10),2019
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原発避難いじめと構造的暴力 科学(岩波書店)88(3),2018
調査報告書
辻内琢也、鈴木勝己、千田瑛子、他:さいたまスーパーアリーナ調査用紙集計結果報告.震災対策連絡協議会(埼玉県)、pp1‐3、2011.05.12
辻内琢也、千田瑛子、永友春華:幼稚園・小中学校児童生徒の保護者へのアンケート分析結果.福島県双葉町教育委員会ニュースレター、pp1‐8、2011.10.15
辻内琢也:埼玉県震災避難アンケート調査集計結果報告書(速報).第8回埼玉県震災対策連絡協議会、pp1‐14、2012.04.24
辻内琢也:埼玉県震災避難アンケート調査結果報告書(第2報ーA).第9回埼玉県震災対策連絡協議会、pp1‐13、2012.06.07
永友春華、辻内琢也:埼玉県震災避難アンケート調査結果報告書(第2報ーB)自由回答分析結果.第9回埼玉県震災対策連絡協議会、pp1‐8、2012.06.07
増田和高、辻内琢也:埼玉県震災避難アンケート調査結果報告書(第2報ーC)埼玉県自治体別クロス集計分析.第9回埼玉県震災対策連絡協議会、pp1‐17、2012.06.07
辻内琢也:原発避難者の受けている甚大な精神的苦痛について;埼玉県における大規模アンケート調査結果から.原子力損害賠償紛争解決センター口頭審理「意見書」、pp1‐40、2012.06.12
辻内琢也:原発避難者の受けている甚大な精神的苦痛について;<PTSD>等の精神的苦痛を表していると考えられる回答.原子力損害賠償紛争解決センター口頭審理「意見書」(付録資料 A)、pp1‐9、2012.06.25
辻内琢也:原発避難者の受けている甚大な精神的苦痛について;自由記述全回答データ.原子力損害賠償紛争解決センター口頭審理「意見書」(付録資料 B)、pp1‐30、2012.06.25
辻内琢也:埼玉県震災避難アンケート調査集計結果報告書(第3報改訂版).第10回埼玉県震災対策連絡協議会、pp1‐10、2012.08.27
辻内琢也、山口摩弥、山下奏、他:埼玉県震災避難アンケート調査集計結果報告書(第4報)ストレス状態と自由回答の解析.第10回埼玉県震災対策連絡協議会、pp1‐11、2012.08.27
辻内琢也、増田和高、南雲四季子、他:埼玉県震災避難アンケート調査集計結果報告書(第5報):自由記述解析結果.第11回埼玉県震災対策連絡協議会、pp1‐90、2012.12.21
辻内琢也、増田和高、山口摩弥、他:埼玉県震災避難アンケート調査集計結果報告書(第2報).シンポジウム「首都圏避難者の生活再建への道:大規模アンケートにみる避難者の声」、pp1‐33、2013.07.27
年次活動報告書
講演・シンポジウム・学会発表
辻内琢也、鈴木勝己、千田瑛子、他:さいたまスーパーアリーナ調査用紙集計結果報告.震災対策連絡協議会(埼玉県)、2011.05.12
辻内琢也、鈴木勝己、千田瑛子、他:さいたまスーパーアリーナアンケート集計結果報告.シンポジウム『「支援」のいまとこれから―「アリーナ(避難所)」から地域(わたしのまち)へ』:震災支援ネットワーク埼玉、2011.07.24
辻内琢也、伊藤康文、中上綾子、他:原発避難者への官民協同支援体制の構築;埼玉県を事例に.シンポジウム7「東日本大震災における心療内科医の役割」.第16回日本心療内科学会総会・学術大会(東京)、2011.11.27
辻内琢也:36時間首都圏なんでも電話相談会in埼玉分析結果(第1報).寄り添いホットライン埼玉第1回研修会、2012.03.03‐04
辻内琢也:原発避難者への長期的支援を考える.平成23年度・第18回東京漢方教育研究センター、2012.03.11
辻内琢也:原発避難者への長期的支援を考える.2011年度早稲田大学人間総合研究センター・シンポジウム『東日本大震災と人間科学』、2012.03.16
辻内琢也:埼玉県震災避難アンケート調査集計結果報告書(速報).第8回埼玉県震災対策連絡協議会、2012.04.24
辻内琢也、永友春華、伊藤康文、他:原発避難者の”喪失と再生”の語りから学ぶ.第53回日本心身医学会総会・学術大会(鹿児島)、2012.05.24
辻内琢也:原発避難者の受けている甚大な精神的苦痛について;埼玉県における大規模アンケート調査結果から.原子力損害賠償紛争解決センター口頭審理、2012.06.13
山口摩弥、山下奏、辻内琢也、他:原発避難者の心理社会的ストレス(1);埼玉県における量的調査から.早稲田大学応用脳科学研究所シンポジウム『応用脳科学研究の進展』、2012.06.30
南雲四季子、永友春華、辻内琢也、他:原発避難者の心理社会的ストレス(2);埼玉県における質的調査から.早稲田大伯応用脳科学研究所シンポジウム『応用脳科学研究の進展』、2012.06.30
山下奏、永友春華、辻内琢也、他:原発避難者の語りに学ぶ;震災後1ヶ月間の苦悩.早稲田大学応用脳科学研究所シンポジウム『応用脳科学研究の進展』、2012.06.30
辻内琢也:埼玉避難者調査の結果から.第25回日本弁護士連合司法シンポジウムプレシンプジウム「避難者支援法制の確立に向けて―広域避難者の実態調査を中心に―」(大阪)、2012.07.21
辻内琢也:よりそい埼玉相談1000人分析結果(第1報).よりそいホットライン埼玉第2回研究会、2012.07.28
辻内琢也、山口摩弥、増田和高、他:原発避難者にみられる多重の自殺リスク;埼玉県における大規模アンケート調査結果から.第36回日本自殺予防学会総会・シンポジウム「東日本大震災を通して生きる意味を考える」(東京)、2012.09.14
辻内琢也:原発避難者の受けている甚大な精神的苦痛について;埼玉県における大規模アンケート調査結果から.東京埼玉弁護士会多摩支部震災部会研修会、2012.10.24
辻内琢也:原発事故避難者が抱える強いストレスと苦悩.早稲田大学応用脳科学研究所シンポジウム 2013『応用脳科学研究の現在』、2013.02.28
辻内琢也:原発避難者のソーシャル・サファリングへのケア.2012年度早稲田大学人間総合研究センター・シンポジウム『第2回シンポジウム:東日本大震災と人間科学~ポスト 3.11の災害復興と環境問題を考える』、2013.03.12‐13
辻内琢也、増田和高、山口摩弥、他:埼玉県震災避難アンケート調査集計結果報告書(第1報).日本弁護士連合会速報値報告会、2013.06.18
南雲四季子、山下奏、辻内琢也、他:原発避難者の苦悩;帰還意思決定をめぐる諸問題.第54回日本心身医学会総会(横浜)、2013.06.27
山下奏、南雲四季子、辻内琢也、他:原発避難者の苦悩;語りから探る心身・生活・人生への影響.第54回日本心身医学会総会(横浜)、2013.06.27
辻内琢也、増田和高、山口摩弥、他:埼玉県震災避難アンケート調査集計結果報告書(第2報).シンポジウム「首都圏避難者の生活再建への道:大規模アンケートにみる避難者の声」、2013.07.27
辻内琢也:アンケート集計結果から視えてくる避難者の生活再建の課題.シンポジウム「首都圏避難者への生活再建への道:大規模アンケートにみる避難者の声」パネルディスカッション 東京災害支援ネット・震災支援ネットワーク埼玉、2013.07.27
研究助成金
早稲田大学特定課題研究(個人):2013(課題番号 2013A-065)辻内琢也「災害支援の人類学―原発事故避難者の”苦悩と再生”のエスノグラフィー」
科学研究費補助金(基盤研究 C)(代表):2013~2015(課題番号 25460915)辻内琢也「原発事故広域避難者のストレスに対する研究―自殺予防のための社会的ケアモデルの構築」
成果報告書
科学研究費補助金(若手 B):2012~2014 増田和高「利用者の主体性が家族によって阻害される状況へのアドボカシー支援」
文部科学省科研費(基盤研究C):2016〜2019(課題番号16K09264)代表:辻内琢也「原発事故被災者の震災関連死・震災関連自殺に対する『社会的ケア』の確立」
成果報告書
文部科学省科研費(基盤研究C):2019〜2022(課題番号19K03289)代表:日高友郎「天災・人災複合による故郷喪失者への心理支援モデル開発:縦断的混合研究法アプローチ」
文部科学省科研費(基盤研究B):2020〜2023(課題番号20H01603)代表:辻内琢也「原発事故被災者の移住・帰還・避難継続における新たな居住福祉に関する人間科学的研究」