元福島大学うつくしまふくしま未来支援センター客員研究員,社会人類学
福島県生まれ。PhD(社会学・社会人類学)。1998年、英国ハル大学社会学・社会人類学部卒業。2001年、英国ハル大学社会科学部応用社会調査学修士課程修了。2012年、英国ハル大学社会科学部博士課程修了。通訳・翻訳業、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員等を経て現職。
専門は社会人類学。日本人ディアスポラ、南米からの帰還日系人のエスニックアイデンティティの変容など、「移動」がもたらす問題群の研究が発端である。東日本大震災後は、福島原発事故によって離散した避難者たちの暮らしを記録することに従事する。また、被災地および被災当時者にとっての「復興」と「支援」について継続して研究している。
主な論文著書:“Displacement and Hope after Adversity: Narratives of Evacuees Following the Fukushima Nuclear Accident”, in Yamakawa M. and Yamamoto D. (eds), Unraveling the Fukushima disaster (Routledge, 2017)、「大惨事と自主的判断:福島原発災害後の『母子避難』の意味を問う」高倉浩樹・山口睦編『震災後の地域文化と被災者の民俗誌』(新泉社、2018)、「大規模インタビュープロジェクトからの報告」山川充夫・瀬戸真之編『福島復興学1:被災地再生と被災者生活再建に向けて』(八朔社、2018)。